サンアップは、就労継続支援B型事業所として、 障害や難病のある方のうち、年齢や体力などの理由から、 企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、 軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスです。 私たちは、地域に貢献し、地域があなたを必要とする 相互補助の社会づくりを目指します。 利用者が「地域」「家庭」「働く場」での、 自立したライフワークを営むことができるように 就労の機会を提供しています。
サンアップでは、日中の作業としてクリーニング作業を受注しています。クリーニング師の資格を持ち、長年クリーニング作業に携わってきた経験豊富な職員が作業支援を行います。大田区内のクリーニング会社から受注しており、生産活動という形で利用者一人ひとりが地域貢献をしています。
サンアップでは、元旦と日曜日以外は、毎日開所しています。障害福祉サービス受給者証に記載されている支給量を目安に、一人ひとりにあった利用が可能です。たとえば半日のみの利用も可能です。
現在、愛の手帳、療育手帳をお持ちの方が多くいらっしゃいますが、身体障害との重複の方や精神障害者手帳をお持ちの方も利用しています。
最寄りの六郷土手駅は京急川崎駅から多摩川を渡って1つ目の駅です。その通いやすさから川崎市にお住まいの方が多く利用されています。自力通所が可能であれば、大田区、川崎市以外の地域にお住まいの方の利用も可能です。
「自分で選べるのがうれしい。」
50代 N.Iさんグループホームから通所 利用者 就労援助センターの紹介で利用開始
グループホームから通っています。サンアップに関わるようになったのは20年以上前になります。一般就労をしていた時には、空きビンを割ったり果物の箱詰めなどをしていて、危険な作業もいくつかありましたが、サンアップでは、宿泊施設の館内着をたたんだり、布団カバーを畳む作業で危険がなく安心です。また畳み方や、重ねて崩れないように、自分なりに考え工夫できるようにもなりました。サンアップから支給されるユニフォームは、いろんな色から、好きな色が2色選べて、私は水色とピンクを選びました。祝日やお盆、お正月の時期の利用では昼食の差し入れがあります。差し入れの昼食は自分の選んだお弁当が食べられるのもうれしく私の楽しみの一つです。
「いろんな人たちと知り合うことができました。」
50代 K・Aさん グループホームから通所 利用者 福祉施設から移行
8年前に川崎にある福祉施設からサンアップへ移りました。サンアップは活気があって、ハツラツと仕事ができるところが大好きです。サンアップには、年齢や性別が違った様々な方が利用しており、そのたくさんの仲間と知り合う事ができました。また初めて自閉症の人と接したときにはびっくりすることもあったけど、「こうゆうときに困ってパニックになっちゃうんだな」と分かるようになりました。サンアップに来てからは、仲間のみんなに協力してもらうことで、いろんな作業ができようになり、また逆に自分でできることを知ることができました。
「次はもっとうまくなろうと思える」
20代 K.Sさん 利用者 特別支援学校在学中に体験実習を経て、卒業後サンアップで就労
実家で両親、兄弟と暮らしています。サンアップでは宿泊客が使用する館内着のたたみ仕上げや、3人で協力して布団カバーを畳む作業をしています。初めはうまく畳むことができませんでしたが、「次はもっとうまくなろう」と練習するうちにうまく畳めるようになりました。今まではできないことを途中で投げ出してしまうこともありましたが、サンアップで働くことで自分が変わりました。今は、みんなと笑顔で仕事ができるのが本当に楽しいです。また大好きな嵐のCDやDVDを自分で働いたお金で買えるのがうれしいです。
「安心できる居場所になりました。」
50代 Y.Iさん 夫と2人暮らしで自宅から通所。利用者 30年以上前に中学校を卒業して、職業安定所の紹介で就職。6年前に自分のペースで仕事ができるよう利用者として開始
16歳から仕事を始めましたが、当時は人見知りの性格もあって数年間は人前でしゃべることができませんでした。でもサンアップでは、毎日毎日、みんなと顔を合わせるうちに、何でも話しができる仲間となることができ、今では安心できる居場所になりました。サンアップには、20代から60代の仲間がいます。若い人たちと話しができるのもとても刺激になっています。私は、社員の時に、知り合った仲間と結婚もしました。現在、アパートを借りて一緒にサンアップに通っています。 引っ越しの時、銀行のこと、携帯電話の手続きのことなど生活上の困ったことも社長が相談に乗ってくれました。今では、相談支援センターの方もついてくれていて、これからのことも相談できるようになりました。